ライントランス、トーレンスレコードプレーヤー
ライントランス・トーレンスレコードプレーヤー・音工房

      ライントランス      ライントランス、トーレンスレコードプレーヤー


スピーカーの置き方次第で音が変わることをご存じでしょうか。和室か洋室か、壁&天井はクロス
か木質系か、床はカーペットかフローリングか、等々部屋の条件によって音質が変わります。
部屋の広さは
6〜10畳が一般的ですが、部屋の仕様とスピーカーの置き方で音質が変わります。

1.大型スピーカー

  中〜大型スピーカーは必然的に床置きになりますが、高音,低音では音波の動きが異なります。
  波形が短い(周波数が高い)高音は直進性が強く、低音は直進性が弱くスピーカーの周りに
  巻き付きます。
  このため、床に直置きすると低音が床材と共振を起こして低域が大幅に膨らみます。
  対策としてスピーカーを床より
5〜10cm持ち上げます。
  黒檀の木片を4隅に敷いてスピーカーの下に空間を作ります。共振が無くなり本来の低音に。
  黒檀は硬く響きが良くなるため。木片の代わりにブロック、硬質ゴムでも
OK。台車はNG

2.ブックシェルフ型スピーカー

  専用のスタンドがある場合はこれを必ず使うこと。このスタンドで音質が設計されているため。
  市販のスタンドを使う場合は材質によって音が変わるため木製を推奨。箱モノは不可。
  スタンドとスピーカーの間に1〜2cmの空間を作るために黒檀を4隅にいれる。
  床に直置き、スピーカーの重ね置き、棚上などは厳禁です。

  
B&W CM1スピーカーの場合、JBL4301 の上に乗せて試聴すると中低域がおかしい。
  分解能が悪く’モヤモヤ’した感じ。純正のスタンドを購入してセッティングすると見違える
  ように鳴り出しました。
CM1 はスタンド一体で設計されているようです。

3.設置角度

  聴く位置に対してスピーカーを横壁に平行にすると音が左右を通り抜けて音圧の左右バランス
  がとれない。必ず聴く位置に向けて設置して高域、低域の調整を行うこと。

4.音の反響調整

  壁、床、天井が木質系の場合は音の反響が強すぎて一種の’こもり音’となります。対策は
  壁にそってラックや棚を設置して音を乱反射させます。但し、ガラス面があると逆効果。
  和室の場合は床の畳が吸音材として働き、音の反響がかなり減って残響効果が薄くなるので
  床にカーペットなどを敷いて調整。

5.残響効果の重要性

  残響とは音が反射を繰り返して耳に到達することで残響時間で音質は変わってしまいます。
  残響時間とは楽器の発音が止まってから音が聞こえなくなるまでの時間と定義されています。
  サントリーホールは
2.1秒、NHKホールは1.6秒、オーディオルームで0.7秒、など様々
  ですが、概して
0.5〜2.0秒の範囲です。
  残響が’0’では無響音室となり音は’パサパサ音’となり聞くに堪えません。
  クラシックでは
0.9〜1.5秒、ジャズでは0.6〜0,8秒が推奨されます。
  このように残響調整はオーディオでは重要で装置並みに考える必要があります。
  具体的には反射面を作ることから始めます。

6.サランネットの効用

  スピーカー前面にあるサランネットは理論的には音波を減衰させるので音に影響ありますが
  試聴する限りは変化は感じられません。スピーカーの設計上、織り込み済みと思われます。
  また、残響効果とも無関係です。

7.スピーカーの箱鳴り

  スピーカーの音はユニット単体と箱との組合わせで作られています。ユニットの前面から
  出る音と後面から出る音は位相が逆でこれが重なると減衰します。
  通常、吸音材を貼ってこれに対応。
箱の材質、板厚、容量で音質が変化しますがメーカーは
  
試行錯誤によってこの問題を解決しています。
  自作ボックスと称して素人が適当な箱を持ってきて作るなどはもっての外で音になりません。
  また、スピーカの音は
箱鳴りを利用していることを認識する必要があります。板厚が厚くなる
  と響きが無くなり
ゴツゴツした音になります。
  板厚が薄すぎると音の定位が定まらず
ぼやけた音になります。