ライントランス.リピートトランス,ライントランス            リピートトランス,ライントランス

オーディオの装置を選ぶ時にその基準は?。 全て同じメーカーで統一することはまずありません。ブランド品を中心に集めた装置をケーブルでつないで音を出した場合、どんな音になるのか?。装置にはそれぞれ特性があり、音を出してみなければわかりません。その結果これで良いのか誰でも疑問が残ります。
一つの基準が”30日間聞いて毎日満足できるか?”です。通常は日が変わると疑問が出て来ます。音が重い、感動がわかない、疲れるなど、抽象的な感覚。次に低域が強い、高域がきつい、平面的などの具体的な現象。そこで調整が始まり、この繰り返しで泥沼が続きます。その中でプロが使うのが”トランスとケーブル”です。うまく調整できれば目的の”スピーカーが消えてなくなる”境地に到達します。
”スピーカーが消えてなくなる”
とは音が左右のスピーカーから出ているのがわかるようでは問題は
解決しません。生演奏を聴いているようにスピーカーが消えて無くなる様な音の出方が必要です。

   

ライントランスはリピートトランスとも言い、原則入出力に差がない(昇圧しない)トランスです。トランスの材質で音が変わります。ウエスタンのWE−111CライントランスはCDの音質をアナログのように聞きやすくことで有名ですが、ライントランスにはいろいろな使い方があります。昇圧トランスとは違い、
ライントランスは入力と出力のゲインが同じかまたは近い物でトランスを通して音質を変える効果があります。もともとアンプの音質を決めるのは回路や真空管、素子よりも入力、出力トランスと言われています。この特性を生かして外付けでトランスを使います。複数つなげばそれぞれの特性が生かされます。

利用形態1:CD〜アンプ間
      一般的な使い方でCDの冷たく硬い音がアナログのような柔らかく聞きやすい音に変化します。
      使うトランスによって効果は異なります。トランスの選定が重要。

利用形態2:カートリッジ〜アンプ間
      
外付けフォノイコとアンプの間で使います。
      
MMカートリッジとアンプの間で使うと大幅に音質改善できます。(MM-MONOは不可)
      
MCの昇圧トランスと直結で使うと音が歪みます。外付けフォノイコ後はOK。

           ライントランス.リピートトランス,ライントランス

           ライントランス.リピートトランス,ライントランス

利用形態3:プリアンプ〜パワーアンプ間
      セパレートアンプの場合はプリとパワーのアンプの間に入れることでライン(リピート)
           トランスの音質が加わり、奥行き感が出ます。
           
トランス結合のアンプ間では不可の場合もありますので要注意。

クラッシック、ジャズ、ボーカルでは音場再生に基本的な違いがあります。
クラッシックのホール感と、ジャズ、ボーカルのライブ感は正反対の音で同じ条件下では共存できません。
ホール感では若干の残響再生が必須で、ライブ感では残響は不要の物です。
ライン(リピート)トランスはこの矛盾を解決してくれます。ウエスタンサウンド、アルテックサウンドなど通常では再生できない音がそれらしい音に変化します。全般的には音質は向上します。楽器の定位が明確になり立体感が増し、奥行き感が出ます。使うトランスによっては効果が異なりますのでトランスの選定が重要。同じスピーカーでクラシック、ジャズが再生できます。
古いアンプの方が変化は大きいようです。シールドが弱いトランスはハムが出やすくなります。
具体的な使用例は”試聴室”を参照のこと。

プリアンプ音質改善:
”音場の空気感”を出すにはプリアンプの性能が大切です。最近の特性ばかり優れたプリは高価であっても空気感を出すには逆効果です。プリアンプには出力トランスが付いていませんがこの出力トランスを付けると劇的に音が良くなります。
”良くなる”という意味は音に潤いと深みが出ることです。聴けば一瞬で判る程です。
プリとパワーのアンプの間にライン(リピート)トランス入れるとこれと同じ効果を再現できます。
(アンプとの相性で不可の場合もあります)

   

CDの音は規格で16bit 20~20,000Hzと規定されています。24bit録音のCDも出ています。
24bitなら余裕で収録できることになり(マイクの性能も必要)音質上もきめ細やかさ、音の厚みなどが加わります。
いずれにしても歯切れのよいノイズの少ないのが特徴ですが、レコードのような響きと奥行き感、空気感はなく長時間聞くと疲れが残ります。ライン(リピート)トランスで音質が一変します。なお、国産トランスは特性ばかりよくて音質がよくありません。


           
                       A       B

A,Bはいずれもライン(リピート)トランスでトランスによって音質が変わります。複数個組み合わせるのはそれぞれの特徴を引き出すためです。いずれか1個でもOK。または2個以上でもOK。
使うトランスによって効果が異なります。トランスの選定が重要。
組み合わせの例:
  A: ピアレスまたはALTEC  ・・・歯切れがよく躍動的な音。
    米国DUKANE、Langevin  ・・・なんとも言えない甘いうっとりする音。
    UTC、JENSEN   ・・・・・・空気感のある澄んだスッキリした音。

  B; ウエスタン  ・・・・・・・・奥行き感と空気感がある音。シールドが弱いのでハムに注意。
試聴室の組み合わせは A:DUKAN B:JENSEN + WE-4001。それぞれの特性で奥行き感は抜群。レコード以上の生の音質に変化。弦楽器、ピアノの音質は背筋が凍ります。

   

国産トランスの特徴は周波数やダイナミックレンジなどの音質特性が良いことがあげられます。これは設計者自身がアナログの経験がなく、測定装置での設計が中心のためでその結果、音質は押しなべて音が細く奥行き感のない冷たい音色になっています。国産のアンプに魅力がないのはこのためで入出力トランスが音質面で貧弱のためです。昔の欧米のアンプやトランスが魅力的なのは設計者の耳で設計されているためそれぞれに特徴があるからです。
トランスを変えるだけで音が変わるのはシステムの中で最も重要な要素となっているためです







ライントランス.リピートトランス,ライントランス

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