MCトランス,リピートトランス,トーンアーム,SME,オルトフォン

             MCトランス,リピートトランス,トーンアーム,SME,オルトフォン

 ・・・ オーディオ装置の相談 ・・・

過去数十人の方から音質の悩みで相談を受けましたが、ほぼ同じ内容で音質を改善するため装置を変えたい
との要望。共通して言えるのは特性の違う往年の銘器と言われる装置をそのまま組み合わせたもの。
共通した悩みは
1)楽器の定位が悪い(音がダンゴ状態)。 2)奥行き感がなく平面的な音。
3)しばらく聞くと疲れる。 4)感動がわかない。 5)音が重い、きつい。6)音にうるおいと
しなやかさがない。・・・・・・など。

経験的に想像すると出てくる音は拡声器や、いわゆる、チンドン屋に似た音です。

使っているスピーカーは
ALTEC、JBL、タンノイ がほとんど。アンプは マッキントッシュ、マランツなど
プレーヤは
GARRARD、THORENS、ORTOFON-SPU などいわゆる往年の銘機ですが、うまく鳴らないようです。
ALTECは音が前面に出てきますが音の粒が荒く疲れる。JBLはきれいな音ですが奥行き感が出ない。タンノイ
の中高域はしなやかですが低域が膨らむ
古いアンプは素子が劣化しSPUはダンパーが劣化して”なまった”
音。装置にはそれぞれ往年の音が出ない欠点があります。
例えば、A5、A7 などは劇場用のスピーカーで15m以上離れて聞くものです。オートグラフ もまた
7〜8m以上離れて聞くもので、低域処理も困難。パラゴン、ハーツフィールドに至っては家具として使う
のであればお勧めします。


小編成のジャズを聴くのであればALTEC系のスピーカーを使えば音が前に出てきて残響がなくライブ感が出る。しかし、ジャズのビッグバンドやオーケストラをバックにしたボーカルは奥行き感と残響再生が必要で音が
前に出てくると困ります。クラシック用のセッティングも必要です。
クラシックを聴くのであれば欧州系のスピーカーを使えば奥行き感が出て都合がよい。よって、ジャズ用と
クラシック用の2つのスピーカーを持つ方が多くいます。しかし、ジャズとクラシックを分ける必要はあり
ません。
全ての装置はケーブルを含めて特性が良いほど音が痩せて感動がわかない音になります。
例えば周波数特定は50〜20,000Hz以外の音は不要です。ケーブルにしても70年以上前のものの
方が潤いと感動があり空気感が出ます。
アンプはブランドではなく出力トランスで音質が決まります。5万円のアンプと50万円のアンプをめくら
で聞き比べた場合、違いは判りますが判定は不可能です。
装置を入れ変えても金がかかるだけで同じです。まずは・・・・。

1.スピーカケーブルを単線に変える。
  楽器の定位と奥行き感が格段に向上。7N、8Nなど特性の良いケーブルは粗が出て不可。
注1)

2.スピーカケーブルは3〜4m以下にする。長いと音場と空気感が無くなる。

3.フォノイコライザーは外付けにする。プリの内蔵フォノイコはおもちゃ程度で音が悪い。
  また、高価なフォノイコは回路が複雑で押しなべて音が細く平面的。選択に要注意。

4.MCトランス、ライントランスで音質を調整し奥行き感、空気感を出す。音が生々しく変化。注2)
  国産トランスは特性は良いが音質が痩せて平面的。トランスの選択に要注意。

5.音が左右のスピーカーから出ているのがわかるようでは問題は解決しません。
  
生演奏を聴いているようにスピーカーが消えて無くなる様な音の出方が必要です。

6.ジャズ、ボーカルでは50年代(モノラル主体)と70年代以降(ステレオ主体)では
  録音の方式と特性が全く違い、その再生方法も必然的に異なります。
  50年代:帯域=30〜15KHz,ダイナミックレンジ=60db、モノラル、初期ステレオ。
  70年代以降:帯域=20〜20KHz,ダイナミックレンジ=98db、ステレオが中心。

  装置を2重に持つのは無駄でカートリッジ(入力)とライントランス(出力)で調整するのが
  合理的です。

  
メールでの感想
    
注1) SPケーブルで、あんなに音が変わるものなんでしょうか?本当にびっくりしました。
        ビル・エバンスなどのピアノの高音の煩さが、完全に消えました。
        弦の音も綺麗になり、変な付帯音も、無くなりました。これだけ変わるとは。

    
注2) ライントランスは初めてですが、MMカートリッジ〜アンプ間で使いました。
        音がまろやかになり立体感が格段に出ました。奥行き感が抜群。タンノイで
        クラシック、ジャズ両方が聞けます。