オーディオ・アナログ
ライントランス・トーレンスレコードプレーヤー・トーンアーム修理・MCトランス・フォノカートリッジ・音工房

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1.ダイナミックバランス
ウエイトと軸受をスプリングやワイヤーで繋ぎこのテンションで針圧を出す構造。
カートリッジの追従性を向上させる目的で設計されたアームです。音質に優位性はなし。
オルトフォンのRMG212、RS212、MICRO MA-505など。

2.スタティックバランス
一般的なアームの構造で作りがシンプル。針圧調整がダイナミックバランスよりも簡単で
ウエイトを前後させて針圧を出します。
針圧を設定したアームでアームの上下を逆にした場合、アームが水平を保てばダイナミックバランス
カートリッジ側が下がればスタティックバランスとなります。


3.インサイドフォースキャンセラー

レコード演奏中のアームはターンテーブルのセンターに向かって力がかかる。(インサイドフォース)
理屈ではカートリッジのスタイラス(針)がレコードの溝の内側に押し付けられる状態になり左右の
摩擦(圧力)が変わります。これで出音に影響が出ると言うもの。この余分な力を打ち消し
スタイラス
にかかる力を左右均等にする機構
がキャンセラーです。
この構造には専用ウエイト方式、マグネット方式、スプリング方式とがあります。
しかし、現実にはインサイドフォースがかかっても試聴する限り音質には変化がなく、キャンセラー
を使うと音質が悪くなるとも言われています。事の真実は不明。キャンセラーなしのアームも多数あり
ます(業務用アーム、オルトフォンなど)。一方でキャンセラーなしでカートリッジを使い続けると
経年変化(10〜20年)で
カンチレバーが若干片方に曲がる可能性もあります。
プロ、マニアでは使っていない方が多くいます。

4.ラテラルバランサー
ラテラルバランスとはアームの左右への傾きのことを言います。プレーヤーは通常水平に置かれている
のでアームの傾きはなく問題はありませんが、
ワンポイント式のアームの場合はカートリッジの針圧を
変えた場合、カートリッジを変えた場合などはアームが傾きその都度水平調整が必要となります。
これがラテラルバランス機構です。
CRAFT AC-300、3000MCなど
STAX UA-7,70はワンポイント方式ですがアームが傾かない機構となっています。
ほとんどのアームは軸受が左右固定式となっており傾きは出ません。

5.シェルの重量と音質
ヘッドシェルの重量は9g〜18gまで各種あり、素材もアルミ、マグネシュウム、木製、カーボンなど
があります。共振対策では硬く重量があるものが良いとされますがこれは理屈の上の話であり、聞き比べ
ても音質の変化はなくあまり神経質になる必要もありません。水平バランスをとるためにアームウエイト
との重量バランスの方が重要です。

6.ロングアームとショートアーム
トーンアームの長さはメーカーによって一定ではありません。業務用で使うプレーヤーはターンテーブル
が大きく必然的にロングアームを使います。家庭用ではほとんどがショートアームとなっています。
理論ではトラッキングエラーを減らすのにロングが有利のようですが使う方は理論など考えていません。
また音質はロング、ショートで差は全くありません。

7.有効長・実行長・オーバーハング
 1.有効長    :アームの軸受センター(回転軸中心)〜ターンテーブル中心までの直線距離
 2.実行長    :アームの軸受センター(回転軸中心)〜カートリッジ針先までの直線距離
 3.オーバーハング:(実行長−有効長)で12〜16mm。ターンテーブル中心〜針先まで。
 4.実行長=有効長+オーバーハング

メーカーのカタログでは有効長と実行長を逆に記載している場合がありますので要注意。
オーバーハングはアームによって規定されていますが5mm程度外れても問題ありません。