オーディオ・アナログ
ライントランス・トーレンスレコードプレーヤー・トーンアーム修理・MCトランス・フォノカートリッジ・音工房

            SME

スピーカーの構造には密閉型、バスレフ型、バックロードホーン型、ドロンコーン型があります。
最近のスピーカーはほとんどがバスレフ型となっています。スピーカーボックスの前面か後面に
空気穴を作り、スピーカーの空気の振動を外に出して低音を増強する構造です。
低音は増強されますがJBLに代表されるように’ボンボン’型の低音になる傾向があります。
ツイーターの高音は直進性があり、
ウーハーの低音は直進性が無くスピーカーボックスの周りに
まとわりつく性質があります

この低域の性質が中高域の音質に悪影響を与え、特に1,000〜3,000Hzの
中域の音が
濁ります

小編成のジャズではこの悪影響はあまり感じませんが、それでもピアノの響きではわかります。
クラシックではオーケストラに影響が出て交響曲、協奏曲などは中域の濁りが明確にわかります。

 
1.B&W CM1での検証
   バスレフポートの穴は後面。付属品に純正の
フォームプラグという穴を1/4にするウレタン
   製の部品があります。低域のふくらみを低減させる場合に挿入するように取説に記載。
   CM1のような小型のスピーカーでは低音が出にくく低域再生が重要になります。

   使用装置
    1.プレーヤー:トーレンスTD206
    2.カートリッジ:オルトフォンMC20
    3.昇圧トランス:DUKANE 3A25
    4.アンプ:城下工業SW-C20B(1.3w×2)増幅管はWE420に変更
    5.スピーカー:B&W MC1
    6.ライントランス:ウエスタンWE111C
    7.ソース:ショパン ピアノ協奏曲1番(RCA)

 
2.バスレフポート全開の場合
   大型スピーカーにも劣らない十分な低域が再生されます。音場感も申し分なく問題なく
   聴けますが
楽器の定位が今一つ中域にモヤモヤ感があります。

 
3.フォームプラグ使用の場合
   明らかに低域が減少し、ふくらみが無く
締まった低域になります。
   中域がスッキリして楽器の定位が明確になったのがわかります。ピアノの響きもよくなり
   オーケストラから浮き出てくるのがわかります。

 
4.低域の再生の仕方
   クラシックではオルガン以外でコントラバス、バスドラム、ジャズではベースが低域再生
   の楽器ですがコンサートホールやライブでの生演奏を聴くと明確に聞き取れるほどでは
   ありません。
オーディオでは低域をいかに抑えるかが重要で、この点でアンプのトーン
   コントロールは必須となります。

    1)バスレフポートに詰め物をすると低域が締まります。
      バスレフポートの調整とアンプのトーンコントロールの調整がカギとなります。

    2)スピーカーを床、ラックの上に直置きすると
共鳴が起きて低域が膨らみます
      必ず浮かせること。黒檀など硬い木片を4隅に敷くこと。ゴムより木片の方が
      響きが良くなります。スピーカーの下を空洞にする。